書籍紹介:ドリルの王様 1,2年のたのしいプログラミング 新学習指導要領対応(他の学年も含む)

各学年に分かれています。
パズルとしてはなかなか面白く、工夫されていると思います。

見やすいですし、1ページに詰め込まれすぎておらず、自分が小学生なら楽しめただろうなと思いながら見ていました。

ただし、プログラミングか?というと微妙な感じがしないでもないです。
論理パズル位の方がしっくりきます。悪い事ではないです。必要ですから。

「パズル=論理的思考」の式は必ずしも成り立つとは限りませんが、鍛えるのには良いツールであることには間違いありません。

気を付けたいのは「ドリル」であるということ。
ドリル形式だと、どうしても「作業」になってしまわないかと。

考え方の「型」を身につけるには数をこなすのももちろん必要ですが、正解を求めすぎるとやらされている感満載になってしまいそう。

 

1ページ拝借しますが、例えば以下のような問題です。

答えは㋑です。

暗記問題ならこれでOKですが、「㋑に行くにはどうしたらいい?」という問題の方が実際は多いです。
プログラミングなら㋑と同じアウトプットであれば、真っ直ぐ行って左に曲がっても良いですし、必ずしも問題文だけが正しいわけではありません。

実際にもしプログラミングの場面で左の通りのプログラミングをしてきたら「なんで最初左に行ったの?真っ直ぐ向いてるのだからワンステップ減るじゃない。」と確実に聞きます。

「そういうものだ」と思ってやっていればいいですが、「正解は㋑」とだけ認識してしまうと、趣旨とは違くなってしまうのは気を付けた方がいいだろうなと思いました。

 

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